如鱗杢、とは製材の際に希に発見される珍しい木目で、特に美しいものが「杢」と呼ばれます。たいへんに貴重なもので、建築材のほかに器、楽器などに珍重されていますが、新勝寺釈迦堂には東西の扉に正方形の如鱗杢が使われ、北面の扉にも使われて、多くの如鱗杢を一度に見ることが出来ます。
如鱗杢にも様々な種類、分類があるとも言われます。成田山に参拝の折には、釈迦堂の如鱗杢を鑑賞してみるのも、実りある時間となることでしょう。
釈迦堂 東面扉
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釈迦堂 西面扉
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釈迦堂 北面扉
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