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撮影ノート

公休の日は、晴れさえていれば成田山に通う毎日でした。ある日、境内の東側に並んでいる一切経堂の裏側に回ってみると、木鼻の獅子の向こうにある鐘楼を同時に撮れないか、と思いました。蛇腹カメラでは、アオリ操作によって、カメラに仰角がついていても、柱を垂直に撮影することが出来ます。画面の右端に一切経堂の柱と木鼻を配置して垂直を保たせるとともに、メインの被写体として木立からこぼれた朝日のあたる鐘楼にまでピントが合うようにアオリをかけました。アオリ撮影のおもしろさに心躍らせながらの撮影でした。