ふるさと古寺巡礼 ―印旛・香取、古寺名刹の世界―

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三重塔「雲水軒、見上げ」

「雲水軒、見上げ」

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EPP 撮影データーなし

撮影ノート

成田山の三重の塔には、軒垂木が見られません。垂木を装飾化してしまい、一枚板の雲水の彫り物になっているのです。これは、江戸期の装飾建築の例として、代表的なものとされています。同様の例は、大阪の天王寺にも見られます。

撮影を始めて三重塔に向かうと、真っ先に撮影しようとしたのは、その軒雲水でした。しかし、まだアオリ撮影に未熟な私は、最初の撮影ではアオリをかけ過ぎてしまい、不自然なものになってしまいました。そこで次の機会には、ピントグラスの中で三重塔の形を良く見極め、撮影をやりなおしました。