ふるさと古寺巡礼 ―印旛・香取、古寺名刹の世界―

ふるさと古寺巡礼 ―印旛・香取、古寺名刹の世界―

光明堂「暮れなずむ境内」

「暮れなずむ境内」

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撮影・平成15年3月12日
150㎜F5.6 F22 1/8秒 E100s

撮影ノート

平成15年1月、私は成田山書道美術館2F会議室で「ふるさと古寺巡礼」の写真展を開催しました。その前年は、同じ書道美術館で「成田山新勝寺 その美と世界」を開いたのでした。1月に開く個展では、その終了とともに、梅の季節がやってきます。これは、その際に撮影した一枚です。

会場を後にした私は歩いて帰宅する途中、いつも撮影に訪れる光明堂を通ることにしました。光明堂に参拝して振り返ってみると、柔らかな夕陽が境内をつつんでいます。それは、正面から夕日のあたる風景を追い求めてきた私にとって、それまで意識することのなかった穏やかな風景でした。日の沈むまでのひとときを光明堂の階段に座って境内の雰囲気を味わい、この光景を写真にしたいと思いました。寒く天候が優れない2月を過ぎて、3月の晴れた日の夕方、ようやく撮影することが出来ました。