ふるさと古寺巡礼 ―印旛・香取、古寺名刹の世界―

ふるさと古寺巡礼 ―印旛・香取、古寺名刹の世界―

印旛・香取 古寺・名刹の世界

行基、鑑真、空海。かの聖人達の足跡が、何故、この地にかくも多いのか。古寺を訪ね、名刹にたたずんで、ふるさとの深い歴史を想う。縄文、旧石器時代へとつながる地域の輝きと、名も知れぬ先人たちを想う旅、「ふるさと古寺巡礼」へ、ようこそ。

印旛郡の古寺・名刹
木下別所廃寺跡 白鳳時代 山田寺式瓦・法起寺式伽藍配置

印旛郡の古寺・名刹

古代文字を伝える古社、その古墳から出土した印旛国造印。白鳳仏を伝える古寺と日本一の巨大方墳を含む古墳群。そして成田から出土した縄文の立体人面土偶は重要文化財となりました。たくさんの謎をはらむ国、印旛。古寺、名刹を訪ね歩き、4×5インチのピントグラスの中に歴史への思いを重ねました。

香取郡の古寺・名刹
西雲寺 空海創建 本尊・地蔵菩薩、阿弥陀仏

香取郡の古寺・名刹

古代寺院を求めて香取の地を行くと、神社の鳥居に「~大神」の文字が目にとまります。香取神宮が鎮座し、そこここに空海、鑑真などの活動が伝えられる国、香取。神々の息吹を感じ、古代の聖人達の足跡を訪ねて、4×5インチのフィルムに歴史の残像を求めました。

栄福寺 薬師尊御開扉

栄福寺 薬師尊御開扉

33年に一度、という栄福寺薬師尊の御開扉。「ふるさと古寺巡礼」撮影でも初期に撮影した思いで深い栄福寺ですが、情報を地元の方からいただいたのは、ホームページの写真のお導きでした。いただいた貴重な機会に感謝し、HPに加えさせていただきました。

紅葉の瑞栄山楽満寺

紅葉の瑞栄山楽満寺

紅葉が美しい楽満寺は、大型カメラを使っての撮影では、これだ、という写真が撮れませんでした。久しぶりに訪問すると以前に増して美しい紅葉で、デジタルカメラで撮影しました。4×5インチの表現には至りませんが、楽しんでいただければと思います。

「ふるさと古寺巡礼」に名刹を含めること

縄文時代、すでに日本人は土木、木組みの木造建築、漆と漆器など、様々な高い技術を確立していました。また、最新の遺伝子とDNAによる研究では、現代人と縄文人とが断絶することなくつながっているとする結果が出ています。そこで地域の文化についても縄文人との深いつながりを考えることが求められています。

文化、民俗や国民性の強い継続性を見るならば、地方文化の独自性を中央文化の田舎的変形として捉えるのではなく、その地域、独自の歴史を背景としたものと考えることが可能です。

創建が中世であっても、新しい文化に染まる地方、ではなく、その地域の独自性の下に受け入れる姿、基礎としてある地域文化の独自の姿が現れている可能性があります。

また、寺院の創建年を調べていると、より古い板碑があったり、創建は中世なのに平安仏があるという寺院も見られます。そこで、私の「古寺巡礼」では中世以後の名刹も撮影対象とし、古寺訪問の時と同様に、古代へと思いを馳せています。