薬王寺「花に埋もれた夕暮れ」

撮影ノート

薬王寺の創建年はつまびらかではなく、天正8年(1580)の中興(一説に18年)とされていますが、古代に遡る古い寺院だと言われ、成田山よりも古い寺院だと言う人がいます。元々は、今の国際文化会館付近にあったものを、後に現在地に移ったのだと言います。

本尊の木造阿弥陀如来は像高2メートルにも及ぶ鎌倉時代の雄作で、市指定の文化財になっています。また、土屋殿台城主馬場伊勢守勝政の馬具や薙刀が寺宝としてあったのですが、明治10年1月の火災で消失してしまいました。

新編印旛郡誌に遠山村円融寺末とありますが、この円融寺もまた、古代に遡る寺院のようです。

成田山で撮影しながら新しい構図を求めて移動していると、平和大塔の裏手で薬王寺の花々が咲き乱れていることに気がつきました。そこで、夕日の落ちる時間を狙って撮影しました。花は逆光で撮ると、美しく輝きます。撮影をしながら、もっとクリアーな夕陽が欲しいと思われたのですが、これはこれで、ソフトな雰囲気となって、暖かみのある絵となってくれました。

薬王寺「花に埋もれた夕暮れ」
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仏法山文殊院薬王寺
成田市土屋
創建・不詳
天台宗
本尊・阿弥陀如来

撮影・平成12年4月12日
4×5判 210mmF5.6 F16 2/3 1/4秒 ElOOs
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